無知の力

学生時代にキャバクラやラウンジで働いたことはありましたが、風俗業に関しては全くの無知でした。

自治体でも異なると思うのですが、私が当時居住していた地域では、お店専属のスカウトマンが公園などにたくさんいて、暇そうな若い女の子に声をかけていました。
偶然、ソープのスカウトにあったので、私の風俗デビューはソープ嬢でした。
その話をすると、驚かれます。
大抵順を追うらしいです。最初はオナクラとか。今、特にこの春という地方から都会に人が流出している時期にいるスカウトマンは、ライトなもので風俗業に足を踏み入れさせる。そこから、少しずつデリや、ホテヘル、ソープなどに流していくっていうやり方がよく使われるらしいです。

まぁ、若いピチピチギャルが闊歩する中で私に声をかけてくるスカウトは見る目ないなと思うくらいには、私へのスカウトは減り、歩きやすい世の中になりましたが。

これは私のケースですが、
働かざるもの食うべからずのような状態で学生時代から正社員まで働いていたので、働いてない状態はもはや世の中ゴミ同然に自分を思っていました。
講習というものはありましたが、特に気難しい面接や書類選考もなく、ぱっと仕事を与えられて、必ず1日に何人か接客をして、帰りには金銭を受け取るということに、自分の存在価値を見出していたのかもしれません。

風俗業で働いていることは公言するものじゃないなとは思っていましたが、特に差別意識のようなものもありませんでしたので、仲のいい友達には普通に話をしていました。
当時通院していた精神科の医師には猛反対を受けました。